(間違ってエントリーを削除してしまったため再掲)
2016.9.23~25 剱岳 2999m 日本百名山
何となく今年の目標と思っていた山へ。
岩と雪の殿堂、剱岳。
扇沢からのスタート。
今回のパッキングウェイトはTOTAL12.2kg。(リンクのウェイトに食料と水が加算されています。)
U.Lにはほど遠い。
まずはトローリーバスに乗り、
ダムの上を15分歩いてゴンドラに乗り換える。
その後、ロープウェイ、トローリバスと繰り返す。
初めての立山は真っ白な霧の中だった。
景色もへったくれもない中、黙々と剣沢のテント場へと向かう。
四時間程歩いてやっと到着したものの、テント設営直前から降り出した雨は止むどころか強くなる一方。
剣沢の一日目の写真はテントのチャックをちょっとだけ開けて撮ったこれだけ。
小屋の人の話だと今年の秋はずっとこんな感じの天候らしく、お客さんも例年の三割程だとか。
せっかく来たのに登頂できない人が多いらしい・・・
明日もこの調子なら我々も剱岳は諦めようと決めて、湿ったシュラフに潜り込んだ。
しかし翌朝。
雨は上がり、絶好の登山日和。
持っている僕たちを劔のモルゲンロートが出迎える。
緊張気味の所に県警のヘリが飛んできた。気を引き締めよう。
前劔まで登ると岩の鎧に覆われた「本体」が姿を現した。
劔の山行写真でよく見る場所。
見た目程怖くありません。
平蔵の頭。
正面には「あれ」が見える。
難所「カニのタテバイ」
17mの垂直の壁はさすがに緊張します。
難所を越え振り返ると、小さく我々のテント場が見える。
そして登頂。
バンザイ! バンザイ!
ごった返す山頂。
笑い声が飛び交う。みんなテンションが高い。
そりゃそうだろう、剱岳は数ある名山の中でも特別な山。
早月尾根の先に日本海が見える。
次はこちらから登ってみたい。
下山ルートにあるもう一つの難所「カニのヨコバイ」の手前で大渋滞。
ここはまさに岩の殿堂。
無事下山。
ありがとう剱岳。
剣御前小屋まで戻ると室堂から雷鳥沢までが一望出来る。
右の白いケムリは地獄谷の火山ガス。
ピークをちょっとだけ過ぎた紅葉。
憧れの雷鳥沢でもう一泊。
この景色の中でキャンプできる場所は皆無でしょ。
温泉にまで入れるパラダイス。
翌日はまたもや濃霧。
予定していた立山登山は諦める。
しかし、また来る目的が出来た訳だからそれはそれでよし。
というか特別な目的なんかなくても、何度でもまた行きたい場所。
春の立山とかこれまたいいのだろうなぁ・・・とか考えつつ、帰路についたのでした。
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